05 避難所や応急仮設住宅でのペットの飼養マナーの遵守と健康管理
避難所や応急仮設住宅では、様々な人が集まり共同生活をするため、動物との暮らしが苦手な方やアレルギーの方もいることを認識しなければなりません。これまでの災害では、ペットがいることが、つらい避難生活の中での心の安らぎや支えになったという声がある一方で、咬傷事故や鳴き声への苦情、被毛や糞尿処理など、衛生面でトラブルになったこともあります。
避難所や応急仮設住宅では、ペットの飼養管理は飼い主が責任を持ち行うことが大切です。衛生的に飼養管理するとともに、飼い主同士などで、周りの人に配慮したルールを作ることも必要になります。
なおペットはストレスから体調を崩し、病気が発生しやすくなるため、飼い主はペットの体調に気を配り、不安を取り除くように努めてあげてください。
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普及啓発の方法
パンフレット
飼い主に対する普及啓発では、リーフレットの作成やウェブサイトでの周知、公報や回覧板などの活用、研修会の開催やペット同行避難も含めた避難訓練の実施など、あらゆる機会を通じて普及啓発に努めています。
環境省
「ペットも守ろう!防災対策 ~備えよう!いつもいっしょにいたいから2~」
災害時に動物と一緒に避難するために、普段から備えておくことや、避難所などで気をつけることなどをまとめた飼い主向けのパンフレット。環境省HP:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2909a.html
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普及啓発の方法
防災講座の開催
仙台市
「防災講座 ペット同行避難」
ボランティア団体と協力し、ペットの飼い主を対象とした防災講座を開催し、災害に備えた飼い主の心構えやペットとの同行避難、災害対策について、普及啓発を行っています。
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出典
「人とペットの災害対策ガイドライン」(環境省) P.49-51
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3002/0-full.pdf
【本編Ⅱ 飼い主への普及啓発 ー 2.災害発生時の行動(5)避難所や応急仮設住宅でのペットの飼養マナーの遵守と健康管理】を加工して作成