活動報告
アンバサダーの伍代夏子氏が鹿児島県奄美市を訪問
「ペットと避難できる場所があるだけで助かる命がたくさんあると思う」
この度、10月19日(木)に、アンバサダーの伍代夏子氏が鹿児島県奄美市を訪問し、これまで奄美市が取り組んできたペット同室避難に向けての勉強会についてや、10月18日(水)に行われた、ペット同室避難実施に向けた、同室避難訓練について安田市長らと意見交換会を行いました。
安田市長「まずはペットと一緒に避難できる場所を決定できるよう動きたい」
懇談の中で安田市長は、「奄美は台風常習地であり、毎年避難所に避難することがあるが、ペットをどうするかというのが課題であり、市民の皆様からも同室避難の声があがっています。様々な課題はありますが、自分自身も前に進めて行かないといけないと思い取り組んできています。昨日実際に避難訓練が行われたことは、大きな一歩となったのではないかと思います。そこで見えてきた課題等も関係者の皆様と一つ一つ解決し、安心して避難していただける環境づくりに努めていきたいです。」と同室避難についての意気込みを述べました。
これを受け伍代氏は、「ペットは家族以外の何ものでもなく我が子同然です。そんな家族が避難所に入ることを拒否されると悲しいです。また、そんな思いをするくらいならと避難しなかったり、ペットが避難できていないからと自宅に戻り、被害に巻き込まれた方なども実際にいらっしゃいます。ペットと避難できる場所があるだけで、助かる命がたくさんあると思うので、ぜひ同室避難を進めていただきたいです。」と懇願した。
うさ氏「とにかくまずは実施場所の確保を」
かねてよりペット同室避難について訴えていたうさ氏は「災害はいつ来るかわかりません。場所さえあれば命は守られるので、まずは飼い主とペットが一緒に安心して避難できる場所の準備をしてほしいです。」と避難場所の決定をお願いした上で、「同室避難の場所が決まっていれば、アレルギーがある方や動物が苦手な方も、安心して避難できるので、同室避難を進めることは、みんなにとっていいことです。」と同室避難がペットを飼っている人以外にもいい影響があることを伝えた。
また同席した与氏は「場所さえ決めれば、運営体制や管理について決めていくことができるので、とにかく地域ごとに場所を決めていただきたいです。」と話し、大迫氏も「世界遺産の命を育んできた奄美大島が全国に先駆け、同室避難を行い、モデルケースとなり、今後全国に広がっていただきたいと思います。」と述べた。
伍代氏「避難しようとペットを連れてきても入れない現状を早めに変えてほしい」
奄美市の同室避難での取り組みについて聞いた伍代氏は「すでに取り組みをしていただいているので、本当に心強いです。ぜひモデルケースになっていただき、全国に向けて発信していけたらと思います。」と伝え、「避難所がどこにあるか、どこに行けばいいかわからない方も多いと思うので、避難場所の周知や、しつけ、ワクチン接種、ペット用品の準備など、避難の際に必要となってくることの飼い主への周知に取り組んでいきたいです。」と自身も同室避難に向けて、様々な視点からアプローチしていくと話した。
市長も、「奄美大島は世界自然遺産の島でもあるので、動物を守るというということはベースにあります。人だけの避難所でも毎回問題・課題は出てきて、その都度対応しています、それと同じで、課題はたくさんあると思いますが、同室避難ができるよう、なるべく早くどの施設を利用するか、どこが適切なのかを決定していきます。」と同室避難実施に向け、準備を進めて行くと述べた。
開催概要
■催事名:鹿児島県奄美市訪問
■日時:2023年10月19日(木)
■開催場所:奄美市役所
■出席者:
奄美市長 安田 壮平 氏
りく・なつ同室避難推進プロジェクト アンバサダー 伍代 夏子 氏
動物レスキュー「チームうーにゃん」代表 うさ 氏
公明党奄美市議会議員 大迫 勝史 氏
公明党奄美市議会議員 与 勝広 氏
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